噂を気にせず働いてみよう

介護職の噂として、きつい、きたない、給料が安いというものがよく聞かれます。これは否定できません。人は生きている以上、排泄は避けられませんし、動けないなら誰かの手を借りて入浴や食事をしなければ生きていけません。給料に関しては、財源の縮小により介護職のみならず福祉業界全体が低い傾向にあるようです。しかし、介護職は人ともっとも密接に関わる職業で、そこでしか得られない大切なものがあります。介護を受ける人はほとんどが高齢者、つまり人生の先輩に当たります。そんな彼らに寄り添って仕事をする関係上、彼らから色々な話を聞くことができます。今では貴重な存在となった戦争経験者もおられることでしょう。彼らは歴史の生き証人でもあるのです。さまざまな困難を乗り越えてきた人の話は、自分の人生観に大きな影響を与えてくれるでしょう。

例えばあなたが未婚者なら、結婚相手をどうやって見つけたか、そこに至るまでどんなドラマがあったかを聞けるかもしれませんし、既婚者なら円満に結婚生活を送るコツを聞けるかもしれません。また、人生のゴール地点を控えた彼らの話からは、死生観を学ぶことができます。それは自分の終活を考える上で大きな財産になることでしょう。介護職は大変なことはたくさんあります。しかし、それが報われるくらい貴重な体験をすることができます。就職活動をするときには、介護職もひとつの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。