安心して介護を受けるために介護職員が気を付けるポイントは笑顔で話すこと。介護を受ける人の中には、不安に思っていても口に出せない人もいます。そのため、安心してもらうために笑顔で話しかけます。笑顔で話しかけることで敵意がないと思われ、安心して介護を受けてもらうことができるでしょう。特に緊張している利用者には笑顔は重要なポイント。無愛想に仕事をこなしている介護職員に対して、信用できないと心を閉ざしてしまう利用者もいることを忘れてはいけません。また、聞き上手になることもポイントです。介護をされている間に話したいという利用者は少なくありません。特に普段話す機会がない人が話しかけてくる傾向にあるようです。そのときに聞き上手であれば、安心して介護を受けてもらえます。
他にポイントとしてあるのが無理強いをしないことです。介護をするときには決まったプログラムがあるため、介護職員はプログラムどおりに実行しようとしますが、中にはしてほしくないことが含まれているかもしれません。それを無理にしてしまうと信頼関係が崩れて、介護をすることができなくなります。安心してもらうためにも無理強いはしない方が良いでしょう。さらに、急いで介護をしないというポイントもあります。急いで介護をすると危険な場合があるからです。例えば、体を起こす際「時間がない」と焦って行うのは非常に危険なこと。時間よりも介護を受ける人の立場に立って介護する必要があるのです。